最上川美術館・真下慶治記念館|山形県の有名建築|住宅/ビル/マンション設計者の建もの探訪(後編)

ラウンジ|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。

住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります地元出身の高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。同じ村山市にあります高宮眞介先生設計のしょうようプラザも見学させて頂いております。

村山市総合文化センター 甑葉(しょうよう)プラザ|住宅/ビル/マンション設計者の建もの探訪

私にとってお手本としたい大変すばらしい設計で写真を割愛できないので、今回は前後編の2部構成となっています。 前編はこちらです↓

最上川美術館・真下慶治記念館|住宅/ビル/マンション設計者の建もの探訪(前編)

それでは後編をご覧ください。 ラウンジ|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 ラウンジから中庭方向 屋根構面のグリッドと展示棟に平行なサッシ面との取り合いで、2つの軸線の使い方、屋根構面との絡み方がとてもきれいに整理されています。大変勉強になります。 ラウンジ|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 ラウンジから交流棟方向 細い十字のインゴット柱とグリッド格子梁状の屋根構面と外壁がそのまま延長された内壁などとても見ごたえのあるディテールが満載で大変勉強になります。ラウンジの視線が通るここぞというところで使う細い十字のインゴット柱がとても効果的だと思います。 ラウンジ|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 ラウンジなか中庭方向 交流棟外壁とサッシが斜辺で交わる部分では枠が壁状に見えてます。RC納まりのように躯体にのみ込ませない納まりとなっていて大変勉強になります。私は普段、マンションなど鉄筋コンクリート造の設計が多いので、こういったところでの納まりの美学として枠を消そうとしますが、木造ではそうではない真壁納まりの美しさを学ばせて頂けます。 サッシ下ディテール|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 ラウンジ開口部下ディテール 私の普段の設計では、都市部での設計が多いので防火設備仕様が要求されます。既製品のアルミサッシや鋼製建具を使うことが多いです。延焼ラインも厳しい耐火性能も要求されない敷地条件での、このような木製オーダーメイド建具の設計経験はなかなかありません。大変勉強になります。 サッシ上ディテール|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 ラウンジ開口部上ディテール オーダーメイド木製建具の場合、どうしても滑車やクレセントの摩耗やメンテナンスなど既製品を外れる仕様をとりいれることに勇気がいると思います。この建物は築12年程だと思います。障子部分は重いですがきちんと可動していました。虫が多いですが、網戸は景色を考えると設けるべきではないのでこれが正解だと思います。 テラス 交流棟|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 テラスから交流棟方向 テラス 交流棟|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 テラスから交流棟方向 テラス|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 テラスからラウンジ方向向かって右手が鉄筋コンクリート造の展示棟 左手が木造の交流棟 テラス 展示棟|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 展示棟 テラス|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 このテラスの床材は地元産の楯山石を使用しているようです。山形の名物 芋煮会などのイベントも行われるようです。階段状になったテラスに腰をおろして、最上川の大淀の大蛇行を眺めながら芋煮を食べるのは、きっと素晴らしい体験になるのではと想像されます。 テラス|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 ラウンジ軒下と交流棟 テラス 交流棟|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 テラスと交流棟 外壁ディテール|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 交流棟外壁ディテール 外壁ディテール|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 展示棟外壁階段状部分ディテール テラス入隅ディテール|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 ラウンジと展示棟留部ディテール テラス|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 ラウンジ軒天井と展示棟 トイレ|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 交流棟トイレ 玄関|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 交流棟玄関 風除室|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 交流棟風除室 風除室|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 交流棟風除室 この天井部分は張弦梁のLVL板と弦と弦の間をふさぐ天井板が交互にあるのだと思います。下枠は床に埋め込まれていますが、弦材と干渉しないように風除室強化ガラス上枠は露出になっています。木造ではこれが正解なのだと思いました。大変勉強になります。 バックスペース 石垣|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 交流棟バックスペース 木造の軒先の表現では深い軒が美しいと思いますが、この事例では軒先に縦木ルーバーが設けられています。 バックスペース外壁ディテール|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 交流棟バックスペース外壁ディテール バックスペース|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 アプローチの右手がバックスペースになっていて少し素っ気ないファサードになっています。事務室 トイレの裏側なので、床面には浄化槽がみえます。無理に隠そうとしていないようです。 ペレットボイラー室外機|住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。山形県村山市にあります高宮眞介先生による設計の最上川美術館・真下慶治記念館(旧真下慶治記念美術館)を見学してきました。職員の方の許可を頂き外観と美術品を映さない内部撮影をさせて頂きました。新建築 2006年3月号に発表された作品です。 ボイラー棟ペレットボイラー室などの設備機器がコールテン鋼の壁で仕切られた美術館から離れた別棟としてあります。すごいリッチな壁です。駐車場からエントランスに向かうアプローチとしては、ここは一番最初に見える部分でもあります。

最上川美術館・真下慶治記念美術館

公式ホームページ http://www.massimo-k.org/p_murayama/index.html

住所

〒995-0054 山形県村山市大字大淀1084-1 電話:0237-52-3195 FAX:0237-55-2152

ご利用案内

開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 毎週水曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
入館料 大人300円、小中学生150円 (15名以上の団体は大人250円、小中学生100円)

駐車場

30台 無料 上記の情報は2018/10/19に収集した情報です。詳しくは公式ホームページをご覧ください。

片岡直樹| 建築家|一級建築士|設備設計一級建築士

株式会社片岡直樹一級建築士事務所

代表取締役 片岡直樹

設備設計一級建築士

一級建築士

管理建築士

読売理工医療福祉専門学校非常勤講師

デザイナーズマンションの設計でグッドデザイン賞を頂きました。

2014グッドデザイン賞をデザイナーズマンション プラザレジデンス9の設計監理にて受賞致しました。

デザイナーズマンションの設計でグッドデザイン賞を頂きました。2008

2008グッドデザイン賞をデザイナーズマンション プラザレジデンス8の設計監理にて受賞致しました。

建築雑誌KJ2016年12月号に「掲載されました。

建築雑誌KJ2016年12月号にデザイナーズマンション3作品が掲載されました。

制作実績一覧

  1. コンクリート打放しデザイナーズマンション|新宿区市ヶ谷|コントゥール市ヶ谷歌坂
  2. マンション内外装リノベーション工事事例です。|足立区綾瀬
  3. デザイナーズマンション グッドデザイン賞
  4. すがも歯科|歯科クリニック内装工事事例です。
  5. デザイナーズマンション グッドデザイン賞 建築家
  6. オフィスインテリアデザイン原宿での事例
  7. コンクリート打ちっぱなしの家 東京での事例
  8. デザイナーズマンション豊島区巣鴨での事例
  9. マンションインテリアデザイン

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