東京都江東区潮見の、RC造(鉄筋コンクリート造)4階建てオフィスビル新築プロジェクト。

東側外観です。
3階外壁型枠の大きな開口部が見えます。
道向かいの公園の樹木を借景として眺められるように設計しています。

現在、現場は3階の壁鉄筋工事と、下層階の型枠脱型(だっけい)工程が並行して進んでいます。
図面上で算定した構造的・機能的合理性が、実際の躯体として構築されつつある、施工プロセスの重要な局面です。
一級建築士事務所として、現場監理の視点から解説します。
構造健全性を高める鉄筋配筋工事
3階では壁の鉄筋配筋工事が行われています。

特に東面の大きな開口部は、コンクリート躯体量を減らして重量を軽くして杭の負担を減らすためです。
一方でオフィス空間の開放性を生むポイントとなります。
開口の奥に見える緑は、借景となる道向かいの公園の樹木です。

南側外観。3階壁の型枠が組み上がっています。

西側からの状況。
西側外壁は、雨樋 各部屋の給排気ベントキャップ 冷媒管 ガス管 冷温水水道管 給湯器などの設備がたくさん取り付きます。
型枠割付と設備割付を整えて配置構成するため総合立面図で確認中です。
北西側から見た3階内部。東面の大開口部を形作る鉄筋群

東面の開口部はRC造として比較的大きなスパンをとっているため、開口周りの補強筋を含め、設計図書通りの本数やピッチが確保されているかを、型枠を建て込む前に確認します。
現場での配筋状況が設計図書と整合していること。この施工プロセスの管理を確実に積み重ねることが、建物の耐久性を担保する実務の基本です。
2.脱型後の空間確認
下層階では型枠の取り外しが順次進んでいます。
1階:公園の緑を「額縁」で切り取る
型枠が外れた瞬間、道向かいの公園の緑が、開口部から飛び込んできました。

1階は、正面の公園の緑を取り込むように開口部を配置しています。
脱型によって、周囲の環境に対する空間の抜けが、当初の計画通りに現れました。
2階:構造体が作るプロポーション
2階では、耐力壁とスラブ(床)の構成が確認できます。

2階も型枠が外れ、躯体の全体像が見えてきました。
構造体の寸法やプロポーションが、オフィスの用途に対して適切に機能することを確認しています。
3.ディテールと施工管理
コンクリート打放し仕上げにおいて、意匠の質は施工計画に直結します。

エントランス部分のセパレーターの配置。
これは型枠の割り付け計画に基づくもので、工法上の合理性と仕上げの秩序を両立させるためのものです。
恣意的な意匠を排し、構造・機能・施工の各条件を論理的に解釈して設計に反映させること。現場での一つひとつの確認が、最終的な建築の質を決定します。
4. 設計・監理実務の指針
株式会社片岡直樹一級建築士事務所では、以下の項目を実務の軸としています。
- 構造的整合性: 設計図書に基づいた、現場での確実な施工管理。
- 環境への適応: 敷地の特性を解釈し、機能に即した空間設計。
- 意匠の必然性: 工法や寸法体系に準拠した、理由のあるデザイン。
すべての判断に根拠がある建築を目指し、現場監理を進めています。
設計依頼をご検討中の方へ
「コンクリート打放しのオフィスを建てたい」「デザインと構造を両立し、資産価値を最大化したい」 そのような想いをお持ちのオーナー様は、ぜひ一度ご相談ください。
株式会社片岡直樹一級建築士事務所では、設計から現場監理まで一貫して深く関わり、「図面だけでは終わらない、魂の宿る建築」を実現します。



















