エントランスホール
床面から樹形のアッパーライトとして幅木状にシームレスラインを入れています。照明交換メンテと巾木部分の衝突を考慮してステンレスカバーを付けています。
ステンレスの質感ではなく鏡面とすることで床タイルカーペットがステンレス面に写りこみ床仕上げが直接立ち上がって照明巾木の存在感が消されるようにデザインしています。
面談室
外壁窓面に面していない面談室です。ガラスの樹形の内側はグリーンのフィルムを樹形にあわせたガラス面に貼っています。
机は樹形と同じピアノフィニッシュ塗装として片岡直樹建築設備設計一級建築士事務所で家具も設計しています。
樹形に囲まれた面談室
ガラス折り返し角の部分も樹形が連続するようにしています。角に柱を立てずガラスを上下2辺支持としています。
エントランスホール オリジナルのペンダントライト
天井面から突き出したステンレス鏡面の棒状のものはLEDライトです。吊り下げ式のペンダントライトが列柱のようなリズムをつくりならんでいます。
このLED照明だけのライトで夜のオフィスを照らすと変わった雰囲気が楽しめます。
調光ガラスON
調光ガラスOFF
瞬間調光ガラスによりプライバシー性をコントロールする面談室
面談室のエントランスホール側に瞬間調光ガラス、中廊下側に電動スクリーンを設けて面談室のプライバシー性をコントロールしています。
面談室はプライバシーマークの関係で遮音性を必要とするため天井面まで壁が達しています。
空調コントロールは、システム天井の吹き出し吸い込み口が各ラインに装備されているタイプのテナント設備でした。
そのためこのシステムラインが面談室に必ず入るようにプランニングすることで空調コントロールの均質性を確保しています。
また、ダブルスキン構造のビルのため、窓付近の熱貫流が少ないペリメーターゾーンの配慮が通常のビルに比べて不要となります。
調光ガラスON
調光ガラスOFF
外壁ガラスカーテンウォールに面した面談室
今回のテナントビルの特徴としましてガラスカーテンウォールがダブルスキンとなっているため換気用の窓のない事務室空間となっています。
瞬間調光ガラスにつきまして
UMU(ウム)という商品名です。2枚のガラスの間に瞬間調光フィルムを挟みこんだガラスをいいます。電圧のON/OFFで瞬時に透過、不透過が変化します。
電圧のONで透明、OFF不透明になります。
調光ガラスON
調光ガラスOFF
エントランスホールから眺めた面談室
瞬間ガラス調光と電動ブラインドの2つのアクションが面談室に訪れた人にサプライズギミックとして演出され会社のイメージを来訪者に強く印象づける効果があります。