賃貸マンションでは、限られた専有面積をいかに広く、使いやすく見せるかが入居率や資産価値を左右します。
そのため今回の新宿区市ヶ谷のデザイナーズ賃貸マンションでは、室内に柱型が出にくい壁式鉄筋コンクリート構造を採用しました。
現在、建物の3階部分の床配筋(床の鉄筋を組む作業)が進んでいます。
写真に見える鉄筋が組まれた溝にコンクリートが流し込まれ、柱の代わりに強固な「壁」となって建物を支えます。
この記事では、建物の安全性を確保する重要な工程である床配筋の現場をお見せするとともに、建築家が「壁式構造」を選択することで、いかにして入居者にとって魅力的で資産価値の高い空間を創造するのか、その設計意図を解説します。
新宿区市谷での鉄筋コンクリート造4階建て新築賃貸マンションの建設事例です。
3階 床配筋施工中です。
3階 床スラブ 配筋施工中
201号室 洋室
下階では、コンクリートが所定の強度に達するまで上階を支える支保工が徐々に取り外されています。
支保工の存置期間は建築基準法や施工基準に基づいて管理されており、コンクリートの強度確認後、部位ごとに計画的に撤去されます。
204号室 洋室
204号室 玄関から階段室エレベーターホール方向
1階 ピロティ
壁式構造の上階から見た壁の中の配筋施工状況
この建物は壁式鉄筋コンクリート構造を採用しています。
一般的なラーメン構造のように柱と梁で建物を支えるのではなく、鉄筋コンクリートの壁で建物を支える構造です。
そのため室内に柱型が出にくく、家具を配置しやすい、すっきりとした住空間を実現できます。
現在見えている鉄筋の溝にコンクリートを打設することで、この建物を支える耐力壁が完成します。
RC造デザイナーズ賃貸マンションでは、完成後には見えなくなる配筋や構造体の品質が建物の耐久性と資産価値を大きく左右します。
株式会社片岡直樹一級建築士事務所では、設計だけでなく現場での設計監理を通じて、図面どおりの品質が確保されているかを継続的に確認しています。



