新宿区市ヶ谷で設計監理を進めている鉄筋コンクリート造4階建てデザイナーズ賃貸マンションでは、2階のコンクリート打設工事を行いました。
コンクリート打放し仕上げでは、打設当日の施工品質が建物の完成度を大きく左右します。そのため、設計監理者として現場に立ち会い、施工状況を確認しながら品質管理を行いました。
また、本計画では厳しい日影制限の中で貸せる床面積を最大限確保するため、「タケイ防水躯体防水工法」を採用しています。デザイン性だけでなく、賃貸マンションとしての収益性にも配慮した設計です。
今回は、コンクリート打設工事の様子と、設計監理のポイントをご紹介します。
2階コンクリート打設工事
新宿区市ヶ谷で建設中の鉄筋コンクリート造4階建てデザイナーズ賃貸マンションでは、2階部分のコンクリート打設を実施しました。
コンクリート打放し仕上げでは、コンクリートが型枠の隅々まで行き渡り、気泡が残らないことが美しい仕上がりにつながります。
そのため、私自身も現場で木槌を持ち、職人の皆さんとともに型枠を叩きながら、コンクリートの充填状況を確認しました。
設計監理者として図面だけでなく、現場で品質を確認することも重要な役割の一つです。
土工職人として美しいコンクリート打ちっ放しができることを念じながら型枠を叩きます。
コンクリートがキッチリまわり、型枠と流し込まれたコンクリートの間にはさまった気泡を抜くために、片岡も土工職人の一人として型枠を叩いています。
男の仕事です。
美しいコンクリート打ちっ放しができることを念じながら木槌で一心不乱に叩きます。
3階床 コンクリート打設状況
壁部分の打設が進み、現在は3階床とバルコニー部分のコンクリート打設が行われています。
コンクリート打設は建物全体の品質に直結する工程であり、施工手順や打設順序を確認しながら工事が進められています。
タケイ防水を採用したバルコニー設計
本計画では、日影制限による高さ制限を受ける敷地条件の中で、賃貸マンションとして貸せる床面積を最大限確保する設計を行っています。
建物の一部では斜線制限に対応するため壁が傾斜しており、その影響で途中階には下階住戸のバルコニーが設けられています。
このバルコニーには「タケイ防水躯体防水工法」を採用しました。
通常、防水パラペットは建物高さに影響しますが、躯体防水工法を採用することで高さを抑えながら防水性能を確保し、限られた高さの中で床面積を最大限確保できるよう計画しています。
タケイ防水では、防水性能を持たせる部分のコンクリートに薬液を混入して施工するため、防水部分と一般部分では使用するコンクリートが異なります。
そのため、打設時にはコンクリートを流し込む位置を細かく管理しながら施工する必要があり、通常以上に慎重な品質管理が求められる工程となりました。
RC賃貸マンションでは、施工品質だけでなく、法規制への対応と収益性を両立させる設計も重要です。
今回の現場では、コンクリート打放しの品質確保と床面積の最大化、その両方を実現するための設計監理を行いました。



