建築プロジェクトにおいて、長く覆われていた足場のシートが外される瞬間は、建築家の設計思想が初めて社会に姿を現す、最も感動的なハイライトの一つです。
新宿区市ヶ谷で進行してきた建替えプロジェクトが、ついにそのベールを脱ぎました。
坂の上下から様々な表情を見せる、端正なコンクリート打ち放しのファサード。
そのデザインに込めた想いをご紹介します。
一方、室内ではクロス工事や「袖壁のない大開口」の仕上げが着々と進み、設計意図が具体的な空間価値へと結実し始めています。
この記事では、建築家の美学が外観と内装にどう貫かれているのか、その全貌をお見せします。
新宿区市谷での鉄筋コンクリート造4階建て新築賃貸マンションの建替え建設事例です。
上の写真は、歌坂 坂下からの見上げ外観
歌坂 坂上からの見下ろし。
201号室 室内です。
床はフリーフロアが施工されていて、この上にフローリングを施工します。
壁 天井はクロスが貼られています。
洋室の一部の壁はコンクリート打放し仕上です。
クロークの建具枠が施工されています。これから扉を吊りこみます。
201号室 窓側の眺め
1号室はすべての階で窓サッシ開口部が袖壁から袖壁までとなっています。
すべてが開口部となっていてスッキリしています。
402号室
天井は断熱の上 ボードが貼られています。
壁は断熱が吹き付けられています。この上にボードを貼りクロスを仕上として貼ります。
床はフリーフロアが施工されています。
階ごとに施工手順が順送りに進行しています。
設計監理時のCGパースです。



