マンション経営|空室対策|リノベーション サッシ+配管工事中です。

銀色の上階からの排水管は耐火管に消音材が巻かれた状態です。最後に一時間耐火壁でパイプスペースとして壁で覆われます。新設された床配管はこの部屋の配管です。今まであった上階のための対水管は撤去解体されているので天井面がすっきりしています。

上階の排水管が下階の天井にあるビフォー(解体前の写真)

既存は上階の排水管が下階の天井面にありました。古い建物ではこの仕様が普通です。この仕様の場合、配管の漏れなど不具合が発生した場合、下の階の入居者に迷惑がかかる仕様なので、入居者に嫌がられます。

アルミサッシ取付け

アルミサッシが新設されています。窓の高さも梁下の下がり壁コンクリート部分を壊して窓の高さを10センチ高くしています。カバー工法によるアルミサッシ交換では窓の高さが5センチ既存より縮むので差し引き15センチの拡大になります。この違いは入居者の方への大きなアピールになります。

アルミサッシのディテールでは、新築の設計では枠を隠してコンクリートの躯体部分をマッシブに表現するダキのあるディテールにすることが私は好きです。しかし、改修工事ではこのダキを後から成型するには既存モルタル塗りが厚い古い建物では肌別れ(ハダワカレ)によるひび割れが発生することが予想されるため、断念して外壁面に近いところにアルミサッシラインを設定しています。

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