賃貸マンション経営における真の資産価値は、美しいデザインだけでなく、入居者の命を守る「安全性」が法的に保証されて初めて確立されます。
その安全性を公的に証明する重要なプロセスが、今回実施された「消防中間検査」です。
これは、内装下地や設備配管などが隠れてしまう前に、消防法に適合しているかを消防署が厳しくチェックする、法律で定められた不可欠な工程です。
私たち設計監理者は、この検査に立ち会い、設計通りの施工がなされていることを専門家として確認し、オーナー様に代わって説明責任を果たすという重要な役割を担います。
この記事では、デザインの裏側にある、こうした目に見えない安全性の確保が、いかにしてお客様の資産を守るのか。その厳格な現場をご紹介します。
新宿区市谷での鉄筋コンクリート造4階建て新築賃貸マンションの建替え建設事例です。
上の写真は304号室 キッチン前での消防中間検査の様子です。
1階 ピロティ
401号室
断熱と床配管が施工されていて、壁にはLGS下地が組まれています。
402号室では床下地のフリーフロアが施工されて床下の設備配管が見えなくなっています。
4階は天井部が屋外になりますので、断熱材が施工されています。
入居者募集用の外観ディテールパースです。



