新宿区市ヶ谷にて進行中のコンクリート打ちっ放しデザイナーズマンション。
今回は、完成後には見えなくなる1階壁・梁の構造配筋検査をご紹介します。
建物の耐震性能や耐久性は、コンクリートを打設する前の確認作業で大きく左右されます。
構造設計者・現場監督・統括設計者が図面と現場を照らし合わせながら、鉄筋・スリーブ・CD管など細部まで確認し、高品質な建物づくりを支えています。
この建物は、企画から完成まで全43話で設計監理の全工程を公開しています。
マンション建設をご検討中の方は、ぜひあわせてご覧ください。
1階 壁 梁 構造配筋検査
新宿区市谷での鉄筋コンクリート造4階建て賃貸マンションの建設事例です。
構造設計者が袖壁の長さを確認しています。今回の構造形式は壁構造です。この壁の長さが柱の役目をはたしています。
このような構造上重要な部分は、図面どおりに施工されているかを設計監理者が現場で確認することで、建物の品質と安全性を確保しています。
構造設計者と現場監督による書類検査
現場事務所で、今回の検査項目と施工会社の自主検査の内容を書類確認と構造図とのつきあわせをおこなっています。
次回 中間検査の項目についても打合せをしています。
現場 配筋検査
鉄筋のピッチやかぶり、補強筋などを構造設計者と現場監督と統括設計者(片岡)で確認しています。
オレンジ色の管はCD管です。コンクリート壁の中に電線を埋め込むときに保護する管になります。
グレーの筒がいくつか見えますが、これは配管のためのスリーブです。コンクリートに穴をあける箇所を先に決めています。
このスリーブ管は大きさと管と管の間のピッチも構造規定で決められた最小間距離をクリアしなければいけません。
後からコンクリートに穴をあけると鉄筋を切断してしまい構造耐力が落ちるため、あらかじめ所定の位置に筒を仕込みます。
設計段階から設備計画と構造計画を調整することで、将来のメンテナンス性と建物の安全性を両立しています。
道路側全景
今回の検査に合格したため、この後は壁型枠を閉じ、コンクリート打設へ進みます。
このように設計監理では、完成後には見えなくなる構造部分まで一つひとつ確認し、設計意図どおりの品質を確保しています。
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